一級建築士事務所 田野
建築設計室

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住宅特集研究



以前ブログ記事でもお話しておりました、建築家白須君との住宅特集研究の共同主催イベント、
住宅特集研究 特別編「吉岡賞特集」を開催します。
今回もイベントレギュラーの吉井歳晴さんをお迎えして、
タイトルになっています「吉岡賞」受賞者をお迎えしての豪華イベントです。
2018年度受賞者の木村吉成さん、松本尚子さんをはじめ、
2007年度受賞者の垣内光司さん、2013年度受賞者の島田陽さん、
新建築社住宅特集編集長の西牧厚子さん、と錚々たるメンバーをお迎えします。

吉岡賞とは、住宅特集、新建築に掲載された作品を対象に、毎年誌面上の作品からその年の審査員が座談会という議論を経てメディア媒体の中だけで作品を選ぶという特殊性を持ちながら、87年の創刊号から続いている歴史のある賞として位置づけられています。
建築、特に住宅は実物をみなければわからないという考えもありながら、あえて編集されたメディア媒体という限られた枠組の中で選ぶ作業は、設計者の思考と編集力を見極めることのできる手法として、住宅建築に批評性を見出す重要な視点と思います。
つまり、受賞作品は単に優れた建築作品としてだけでなく、住宅建築の批評性を兼ね備えており、また選定された座談会(議論)そのものにフォーカスしても批評性を見出せるのでないかと思います。そのあたりに今回のイベントが位置づけられたらと考えています。

難しい話になりましたが、
何か答えをだすのではなく、尽きない建築についての思考をとことん深めていけたらと。
緊張と興奮が入り交じっています。

このような機会をつくっていただいた発起人の
シイナリ建築設計事務所の山口陽登さん、垣内光司さんに感謝です。

是非是非ご参加くださいませ。



 
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